冷凍の商品を倉庫に預けたいと考えたとき、問い合わせの前にそろえておく情報は、品目と温度帯、数量と出し入れの頻度、荷姿、保管期間の見込みの四つに、事業用途であることの確認を加えたものです。保管の形の違いは「冷凍保管サービスの種類と選び方」で整理しています。ここでは、形の見当がついたあとの次の一歩として、依頼のときに伝える情報に絞ります。
結論
- 五つを書き出して伝える:品目と温度帯、数量と頻度、荷姿、期間の見込み、事業用途
- 幅のある言い方で十分:数字が固まっていなくても、決まっている範囲を伝えれば相談が進む
- 食品の許可は倉庫任せにしない:確認先は所轄の保健所
最初に伝えると話が早い情報
初めて倉庫に問い合わせるとき、何から話せばよいか迷う方は少なくありません。次の項目をメモにして手元に置いておくと、やり取りの往復が減ります。
- 預けたい商品の種類(品目)と、必要な温度帯
- 1回に入庫する数量と、出し入れの頻度
- 荷姿(段ボールのケースか、パレットか)
- 預ける期間の見込み
- 事業として扱う商品であること
どれも正確な数字である必要はありません。「まだ決まっていない」ことも、そのまま伝えられる情報です。
品目と温度帯を伝える
何を預けるのかは、最初に必要な情報です。冷凍の肉や魚、加工食品、冷蔵の惣菜や乳製品など、品目によって合う温度帯が変わります。
マクティスの温度帯は、冷蔵が5〜10℃、冷凍が−25℃前後です。このほかに常温の保管もあります。手元の商品がどの温度で扱われているかを、パッケージの表示や、これまでの保管の方法から確認しておくと、伝え漏れがありません。冷凍と冷蔵が混ざる場合は、それぞれの量を分けて書き出します。
数量と入出庫の頻度を整理する
量は、1回に入庫する数量と、出庫する頻度の二つで考えます。たとえば「月に1回まとめて入れて、週に数回、数ケースずつ出す」のように、入れ方と出し方を別々に言葉にします。
マクティスは段ボール1ケースからお預かりしており、量が少ないことを理由にお断りすることはありません。まだ数量が固まっていない場合は、見込みの幅と、そう考えた理由を添えると、保管の形を一緒に考えやすくなります。
荷姿(ケース・パレット)を確かめる
荷姿は、段ボールのケースのままか、パレットに積んだ状態かを指します。ケース単位の出し入れが多いのか、パレット単位でまとめて動かすのかで、倉庫での扱いが変わります。
ケースの大きさや、1ケースに入る商品の数も、分かる範囲で控えておきます。
保管期間の見込みを決める
預ける期間は、長く続ける場合と、期間を区切る場合で相談の中身が変わります。繁忙期だけ、テスト販売の期間だけといった使い方もあります。期間を区切る場合の考え方は「繁忙期だけ、数か月だけの冷凍保管はできるのか」に、数日から数週間の場合は「冷凍品を数日から数週間だけ預けたいとき」にまとめています。
終わりの時期がはっきりしていなくても構いません。「まず3か月使ってみて決める」のように、見直す時期を伝えておく方法もあります。
事業用途のみ・家財は対象外であることを確認する
マクティスのお預かりは、事業として扱う商品が対象です。ご家庭の家財や引越し荷物のお預かりは行っておりません。依頼のときには、預ける商品が事業のものであることを伝えてください。
個人事業主の方が事業の商品を預ける場合もご相談いただけます。この線引きは「冷凍保管サービスは個人でも使えるのか」で詳しく書いています。また、食品を販売するときに必要な許可や届出は、商品の種類と販売方法によって異なります。判断は事業者様ご自身で、所轄の保健所に確認してください。マクティスは許可の申請代行は行っていません。
相談の流れ(フォームから)
ご相談は、お問い合わせフォームから受け付けています。上で書き出した内容を、わかる範囲でフォームに記入してください。そろっていない項目があっても、そのまま送っていただけます。
いただいた内容をもとに、保管のみにするのか、出荷まで含めるのかといった形を整理していきます。
よくある質問
問い合わせの前に、何をそろえておけばよいですか。
A. 品目、温度帯、1回に入庫する数量と出し入れの頻度、荷姿(ケースかパレットか)、保管期間の見込みの五つです。細かい数字が決まっていなくても、幅のある言い方で構いません。
数量や期間がまだ決まっていなくても相談できますか。
A. マクティスは段ボール1ケースからお預かりしており、数量が固まっていない段階でもご相談いただけます。決まっている範囲と、まだ決まっていない点を分けて伝えてください。
個人事業主でも依頼できますか。
A. お預かりの対象は事業として扱う商品です。法人の方に加えて個人事業主の方もご相談いただけますが、ご家庭の家財や引越し荷物のお預かりは行っておりません。
架空のモデルケース
以下は、考え方を説明するための架空のモデルケースです。実在する事業者様の事例ではありません。
冷凍の加工食品を福岡の飲食店向けに卸し始めた事業者が、倉庫に問い合わせる場面を考えます。この事業者は、問い合わせの前に「冷凍のみ、段ボールのケースで月に20ケースほど入庫、出庫は週に2〜3回、期間は半年を目安に見直す」とメモにまとめました。
フォームにこのメモを記入して送ったところ、保管の形についての確認がすぐ具体的な話になりました。出荷の方法はまだ決まっていなかったため、その点は「未定」と書きました。決まっていない項目を空欄にせず、未定と伝えたことで、あとから何を決めればよいかが明確になりました。
まとめ
冷凍保管を依頼する前には、品目と温度帯、数量と出し入れの頻度、荷姿、保管期間の見込み、事業用途であることを書き出しておきます。数字は幅のある言い方で十分です。食品の許可は所轄の保健所に確認し、ご相談はお問い合わせフォームからお寄せください。
