店の料理を冷凍にして通販で売りはじめると、最初は店の冷凍庫と、営業の合間の時間でなんとか回せます。ところが注文が増えてくると、冷凍庫が商品で埋まって仕込みの材料が入らない、ランチとディナーのあいだが梱包で終わる、といったことが起きてきます。
この記事では、飲食店が冷凍の通販を続けていくなかで、保管と発送をどの段階で、どこまで外に任せるかを考える手がかりを書きます。商品として売るための許可や表示の準備は、ここでは扱いません。その点は「飲食店の看板メニューをチルド・冷凍で通販に」で触れています。
店で回せるうちは、店で回していい
注文が週に数件のうちは、店の冷凍庫に置いて、手の空いた時間に梱包して発送する形で十分なことが多いです。外に任せると、そのぶん費用がかかります。売れ行きが見えないうちから外に出す必要はありません。
ただ、店の中で次のようなことが続くようなら、外に任せることを考えはじめる時期です。
店の中で起きはじめたら、考えどき
- 仕込み用の冷凍庫に、通販の商品が入りきらなくなってきた
- ランチとディナーのあいだの時間が、梱包と発送でなくなる
- 宴会や予約が多い日は、発送がどうしても後回しになる
飲食店に限らない一般的な目安は「食品ECの物流、どこまで自社でやってどこから任せるか」にまとめています。
任せ方は、保管だけ・発送まで、の二通り
外に任せる範囲は、大きく分けて二通りあります。
ひとつは、保管だけを任せる形です。作った商品を倉庫に預けておき、必要な分だけ店に戻して、発送は店で行います。冷凍庫の置き場所の問題は解決しますが、梱包と発送の手間は店に残ります。
もうひとつは、発送まで任せる形です。倉庫に預けた商品を、注文に合わせて倉庫側が取り出し、梱包して発送します。店は料理をつくって倉庫に納めるところまでになり、営業の時間を通販の作業に取られにくくなります。その代わり、注文の情報を倉庫に渡す仕組みを決めておく必要があります。締め時間の考え方は「食品ECの倉庫選びは、出荷の締め時間から逆算する」に書きました。
任せる前に、店の側で決めておくこと
どちらの形でも、倉庫に伝える前に店の側で決めておくと、話が早く進むことがあります。
- 一回にどのくらいの量をつくって、どのくらいの間隔で倉庫に納めるか
- 商品ごとの賞味期限と、古いものから出すかどうか
- ギフト用の包装や、手書きのメッセージなど、店ならではの対応を続けるか
店の手書きのカードを入れたい、といったこだわりがある場合は、そこだけ店に残して、ほかを任せる形もあります。全部をまとめて任せる必要はありません。
マクティスで引き受けられること
マクティスは、福岡市東区の倉庫で、冷凍・冷蔵・常温の商品を段ボール1ケースからお預かりしています。保管だけのご利用も、EC受注にあわせた梱包・発送までのご利用もご相談いただけます。ギフト包装や熨斗がけ、賞味期限と製造ロットの管理にも対応しています。
なお、マクティスは物流の会社のため、食品を製造・販売するための許可の申請代行は行っていません。必要な許可や表示は商品の形や自治体によって異なるため、所轄の保健所へのご確認が前提となります。保管と出荷の準備はお手伝いでき、許可の取得を専門とする業者をご紹介することもできます。
よくある質問
飲食店の冷凍通販は、いつから外部の倉庫に任せるべきですか?
A. 注文が少ないうちは店で回して構いません。通販の在庫が仕込み用の冷凍庫を圧迫している、梱包と発送が営業の時間に食い込んでいる、といった状態が続くようなら、外に任せることを考えはじめる時期です。
保管だけを任せて、発送は店でやることはできますか?
A. できます。マクティスでは、保管だけのご利用も、梱包・発送まで含めたご利用もご相談いただけます。
通販で売るための許可の手続きも頼めますか?
A. マクティスは許可の申請代行は行っていません。必要な許可や表示は商品の形や自治体によって異なるため、所轄の保健所へのご確認が前提となります。許可の取得を専門とする業者をご紹介することはできます。
