常温は別会社、冷凍・冷蔵だけ管理体制が追いついていなかった
このEC・メーカー事業者様とは、以前から別件でお取引をいただいていましたが、常温商品の物流は別の物流会社様が担当されていました。取り扱う物量は数百パレット規模、月間出荷件数は1万件以上と非常に大きく、倉庫の移転や体制の作り直しが簡単にはできないという制約がありました。
そうした中で課題になっていたのが、在庫の差異や入出荷業務の非効率さです。物量が大きいほど、わずかな管理方法のズレが積み重なって大きな差異につながります。冷蔵・冷凍という温度帯特有の管理難易度も加わり、「保管方法や管理方法、システムの面から根本的に改善したい」というご相談をいただきました。
お客様・既存の物流会社様と3社体制で改善に取り組む
今回は、マクティス単独ではなく、お客様と、常温物流を担当されている既存の物流会社様を含めた3社体制で、保管方法・管理方法の改善に取り組みました。
既存の物流会社様も急激な取引拡大により人員体制が追いついておらず、人為的なミスに加えて、業務フローそのものに抜け漏れが発生している状況でした。マクティスは冷蔵・冷凍倉庫の運用経験を踏まえ、実際に現場へ入っての棚卸から着手。入出庫時の作業方法の見直し、在庫管理システムの活用方法の整理、そして誰が対応しても同じ精度になるような人為的ミスを防ぐルール策定まで、一貫して支援しました。
導入で変わったこと
- 在庫差異がほぼ解消:入出庫フローとルールを整理したことで、数百パレット規模の物量でも在庫のズレがほとんど発生しない状態に改善
- 入出荷業務の効率化:現場での作業手順とシステムの使い方を統一し、月間1万件以上の出荷でも安定した運用が可能に
- 複数社連携での改善体制を構築:お客様・既存の物流会社様との3社体制により、常温・冷凍冷蔵をまたいだ物流全体の底上げを実現
大規模・複数拠点の物流ほど、第三者視点での改善が効く
物量が大きくなるほど、日々の業務に追われて「そもそもの業務フローが最適か」を見直す時間が取りにくくなります。マクティスでは、冷凍・冷蔵倉庫の現場運用で培ったノウハウをもとに、既存の物流体制に入り込んで改善提案を行う物流コンサルティングにも対応しています。
倉庫の移転や大がかりなシステム刷新をせずとも、管理方法の見直しとルール整備だけで在庫差異を大きく減らせるケースは少なくありません。「物量が多くて在庫がなかなか合わない」「複数の物流会社と連携しながら改善を進めたい」という事業者様は、ぜひ一度ご相談ください。
